クレジットカードを選ぶ際に、抑えておきたいポイントが幾つかあります。
パッと見ただけで、おっ!このカードに申し込んじゃおっ!
こういったヒラメキで気に入ってしまい、申し込むのも悪くはないのですが、クレジットカードは与信枠(限度額の事)が存在する為、好きなだけ保有する事が出来る訳ではありません。
この与信枠(限度額の事)は、多くの場合収入や属性により左右される為、人それぞれ異なっています。
例えば収入が多くある方と、そうでない方とでは与信枠も違ってきますので、最低限必要なクレジットカードを所有されるのが理想的との認識でおります。
いざパッと見で、気に入られたクレジットカードを所有されてはみたもののなんか使い難いなぁ、ポイント還元率低過ぎて使えねぇ~。
こうならないように、クレジットカードの詳細の見方を解説していきます。
目次
- 1 7つのポイントを抑えて会員規約を確認!
- 2 ポイントその1:興味があるクレジットカードが見つかったら入会資格をチェック!
- 3 ポイントその2:発行カード会社・カードデスク電話番号(発行・紛失)
- 4 ポイントその3:年会費(ETC年会費)(家族会員)
- 5 ポイントその4:国際ブランド・カードフェイスの選択肢の有無
- 6 ポイントその5:付帯保険条件・国内・海外旅行保険・ショッピング保険(引受保険会社)
- 7 ポイントその6:締め日・支払日
- 8 ポイントその7:ポイントサービス・電子マネーチャージポイント
- 9 補足:利用者の声・リボルビング払いの詳細・メンバーズセレクション・家族特約・プライオリティパス等
- 10 まとめ
7つのポイントを抑えて会員規約を確認!
会員規約をしっかり熟読されましたら、そのクレジットカードの多くの事が解ってきます。
これで終わってしまっては余りにも不親切ですし、会員規約文字が大変多く硬い内容ですので苦手な方も少なく無いでしょう。
それでは知っておく必要のあるポイントを抑えて、会員規約に目を通してみましょう。
会員規約は、オンラインで申し込みが可能なクレジットカードでしたら、ネット上に必ず存在しているはずです。
逆に会員規約すら、載せていないクレジットカードは怪し過ぎますので、私でしたら所有する事を考え直します。
それでは日本で唯一になる、クレジットカードの国際ブランド『JCBカード』の会員規約を見てみましょう。
会員規約をパッと見ただけで、余りの文字数に圧倒されるかと思います。
改行もされておらず、読んで頂く為に載せているとは到底思えない文面ですね…。
しかしカードの再発行手数料、暗証番号ですとか肝心な事が記載されており、見ないで申し込むと後々後悔をする事になるかもしれません。
それを差し置いても、最初から最後まで完読する事はとても難しい事だと思われます。
※そこで私がクレジットカードを選ぶ際に必ずチェックをしている7項目+補足事項をご紹介します。
・ポイントその2:年会費(初年度・2年目以降・ETC年会費・家族会員)
・ポイントその3:金利・リボルビング払いの詳細・家族特約・プライオリティパス等
・ポイントその4:国際ブランド・カードフェイス選択肢の有無
・ポイントその5:付帯保険条件(国内・海外旅行保険・ショッピング保険・引受保険会社)
・ポイントその6:締め日・支払日
・ポイントその7:ポイントサービス・電子マネーチャージポイント有無・利用者の声
7項目+補足事項を挙げてみましたが、この7つのポイントを知った上でクレジットカードを選ばれたら失敗がないクレジットカード選びが出来るはずです!
ポイントその1:興味があるクレジットカードが見つかったら入会資格をチェック!
当たり前の事ですが、どんなに興味のあるクレジットカードでも入会資格やお申し込みの対象外でしたらクレジットカードの発行は困難になります。
ちなみに『JCB一般カード』での入会資格及びお申し込み対象は以下の通りです。
お申し込み対象(本会員):18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。
一部お申し込みになれない学校があります。
お申し込み対象者は、上記の内容である事が解りました。
この段階で、ご自身が申し込みの対象になってらっしゃるのなら、申し込みの対象者ですのでその他のチェックポイントも見ていきます。
ポイントその2:発行カード会社・カードデスク電話番号(発行・紛失)
多くのクレジットカードは、『JCB一般カード』のようにJCBが直接発行されているプロパーカードばかりではなく、企業との提携カードのケースも考えられますので、発行カード会社を確認しておきましょう。
その際に、カードデスクの電話番号や紛失時の連絡先も調べておくと役立ちます。
僅かな情報からも色々推測する事が出来る!
●発行カード会社の情報で、銀行系のカード会社なのか(JCB、三井住友カード等)、流通系のカード会社なのか(イオンカード、楽天カード等)でおおよその審査の難易度も推し量る事が可能です。
●カードデスクの電話番号はフリーダイヤル、ナビダイヤル等(カード会社によっては電話が繋がり難いケースもある)さまざまで、カード取得後のカード会社の対応も推し量る事が出来ます。
ポイントその3:年会費(ETC年会費)(家族会員)
カードを所有されていく上で、年会費の有無を重視されてらっしゃる方も多い事でしょう。
無条件に年会費無料のケースでは解り易いのですが、条件により年会費が無料になったり複雑なケースもありますので、申し込む際には必ず把握しておく事が重要です。
年会費無料を謳い文句にしているが、ETCカードや家族カードの年会費が発生するケースもありますので注意が必要!
ポイントその4:国際ブランド・カードフェイスの選択肢の有無
『JCB一般カード』のように国際ブランドの選択は出来ないが、カードフェイスは『ミッキーマウス』やその他のデザインが選べるケース等色々なケースがありますのでここもしっかりチェック!
※国際ブランドの補足説明
・MasterCard【決算カード】(海外で買い物をされた時にVISAよりも有利なレートになる事が多い・日本では2018年2月から会員制スーパーのコストコで唯一カード決算が出来る国際ブランドに)
・American Express Card【T&Eカード】(トラベル&エンターテイメントカード)(収入が高い方を比較的優遇している独自審査・ホテル・お食事・各レジャー施設の利用でサービスが充実)
・JCB Card【T&Eカード】(日本発の国際ブランド・新規申し込みではほぼ在籍確認が有り・一枚あると海外旅行時にJCBプラザが使えて便利・ホテル・お食事・各レジャー施設の利用でサービスが充実)
・Diners Club Card【T&Eカード】(以前よりも取得し易くなった・ホテル・お食事・各レジャー施設の利用でサービスが充実)
クレジットカードを複数保有されるケースでは、決算カード & T&Eカードやブランドが被らないで保有されるといざという時に役立ちます!
ポイントその5:付帯保険条件・国内・海外旅行保険・ショッピング保険(引受保険会社)
クレジットカードの発行目的で、海外旅行に出掛ける予定でカードの発行をお考えになる方も多くいらっしゃるでしょう。
その場合、優先順位的にはこの項目が最重要になるでしょうから、保険の適用範囲、金額を詳細に調べる必要があります。
その保険の『引受保険会社』がどこの保険会社なのかも調べておくと更に良いでしょう。
ポイントその6:締め日・支払日
この項目は意外と軽視されがちですが、とても重要になりますので、自分の給与日との兼ね合いと照らし合わせて考慮するとよいでしょう。
多くのカード会社では選択肢が無いケースが殆どですが、『エポスカード」や『三井住友カード』のように選択肢があるケースもありますのでチェックをしておきましょう。
ポイントその7:ポイントサービス・電子マネーチャージポイント
そしてポイント目的でのクレジットカードの取得を考えてらっしゃる方には最重要項目かもしれませんね!
※ポイント要項は複雑なケースもあるで下記を参照
・月額での累計端数切り捨て or 買い物一回での利用金額毎、端数切り捨て(楽天カードは前者、Yahoo! JAPANカードは後者)
・ポイントの有効期限(12カ月後の月末 or 最終利用日から1年間では意味合いが大きく異る、後者は実質無期限にする事も可能)
・交換先(キャッシュバック、有名ギフト券、指定商品、交換先が自社の商品の中から交換等イロイロ)
・電子マネーにチャージする際にポイントが発生するか(ホルダーの多いカードではネット上でも簡単に確認出来ますが、余り知られていないがポイントが発生するカードも幾つか存在しています)
・最低交換条件(1P~もあれば、500P~等イロイロ)
一概に還元率だけで見ると後悔する事になり兼ねないので、ご自身の用途を考えてから選択しましょう。
補足:利用者の声・リボルビング払いの詳細・メンバーズセレクション・家族特約・プライオリティパス等
実は一番重要になってくるのが、ホルダーの声だったりします。
年会費が発生するクレジットカードは、年会費無料のカードに比べると敬遠されてるケースもありますが、『アメリカン・エキスプレス・カード』のように、多くの割引や特典が利用出来るカードの場合、ホルダーの支持が高いケースもあります。
『JCBカード』も海外旅行の際に、『JCBプラザ』を利用する事が出来て本当に助かった事例等多数あり、カスタマーデスクの感じの良い対応も評価されています。
友人や知人の方で希望のカードのホルダーの方がいらっしゃいましたら、生の声を聞いてみる事をオススメします!
ネット情報でも評判のカードもあるでしょうし、魅力的なカードと出会いたいのであればアンテナを広げる努力をしましょう!
リボルビング払いはクレジットカードの負の部分として、触れないのが吉と考えている方が多いようですが、リボルビング払いを上手く使う事によって、ポイントをより獲得している方も多くいらっしゃいます。
リボルビング払いを上手に設定して使いこなすと、年会費有料のカードが無料化の条件の一部になったり、実質一括払いでリボルビング払い分のポイントを貰う術があったりする事も!
こういった裏技的なお得な情報も今後、ご紹介していきますのでご期待下さい!
まとめ
抑えるべきポイントを知っていると、改行すらしていない読む事が苦痛とも思われた『会員規約』も、貴重な情報源の武器に替える事が出来る筈です。
クレジットカードを所有されてらっしゃる方の多くは、使わずに宝の持ち腐れになっているようですが、幾つかのポイントを抑えるだけで本当に使えるカードが見えてきたりします。
実はあなたが保有されているのに、余り使ってらっしゃらないカードも見直してみるととても優秀なクレジットカードなのかもしれません!
今回挙げさせて頂きました7つのポイントを抑えて、これから選ばれるクレジットカードは勿論、現在保有されてらっしゃるクレジットカードにお役立て頂けましたら幸いです。
最後までご覧下さいましてありがとうございました!